明けましておめでとうございます。
今年もval's lifeをよろしくお願いいたします。
新年一発目は、昨年お土産に頂いて食したドーナツです。
「凍天(しみてん)」
暮れの忘年会に仙台から上京した友人が買ってきてくれたものです。
凍天は、福島県名産の揚げ菓子で「保存食として食される凍み餅を水でもどし、ドーナツ生地でくるんで油で揚げることで作られる」のだそうです。
私は見逃したのですが、昨年のケンミンショーで紹介されたのだとか。
凍天を販売している
「もち処木乃幡」さんは、工場が福島原発20Km県内に位置するため、震災後営業停止をやむなくされ、一時は存続も危ぶまれる状況に陥ったそうですが、福岡県の米菓製造・販売「もち吉」さんの協力を得て仙台駅への出店を果たしたのだそうです。
実は私、通販もされていたと聞いて消費期限の長い個別包装のドーナツを想像していましたが、いわゆる揚げたてを頂くタイプのドーナツだったんですね。
完全に冷めている状態だったので餅が固くなってぼそぼそとした食感に。
そこで電子レンジでチンしてみたら、餅の柔らかさが復活しました。
周りの生地は優しい甘さのふんわりとしたケーキ生地。
よもぎを練り込んで作られた凍み餅は懐かしい草餅の緑色。
餅に甘さはないので全体的にかなり甘さは控えめです。
ふんわり生地と凍み餅のもっちりが炭水化物欲を満たして、何とも幸せな気持ちにさせてくれました。
加熱時間が少なかったせいか、温めてもHPの写真のようなびよ〜んと餅が伸びる感じは復活せず。
これはぜひとも現地で揚げたてもちもちを食べたいドーナツですねえ。
とは言え貴重なドーナツを東京に居ながらにして味わえたのはとても幸せでした。
現在宮城工場を建設中で、秋の通販再開を目標にされているとか。
復活を果たし、いつかまた南相馬の地での販売が再開されることをお祈りしています。