4年前にベニエを見つけてから毎回期待して覗いてはがっかりを繰り返していたフランス生まれの老舗パン屋さん
PAUL(ポール)。
久しぶりにベニエを発見して大喜びしてしまいました。
「ベニエ・ポンム」252円。
お店にある時は美しい佇まいだったのですが、この暑さの持ち帰りですっかり悲しい姿となってしまいましたー。
本当は上の写真のようにきめの細かいグラニュー糖に縞模様がついていたんですよー。
持ってみるとにかくずしりと重い。
密度の濃さが伺えます。
齧って先ずその生地の柔らかさにびっくり。
ふんわり空気がたくさん入っているというよりも、生地自体がクリーミーで柔らかい感じです。
生地の密度もかなり高いんですね。
そして中には甘〜いりんごのジャムがたっぷり詰まっています。
ざらりとした口当たりのジャムはとても濃厚です。
「ベニエ・ショコラ」252円。
チョコのベニエも持ち帰りの間にチョコが溶けてだれてしまいました。
この季節に完品を持ち帰るのは至難の業ですね。
こちらもずしりと重いです。
齧ると中にはチョコレートとヘーゼルナッツのフィリングがたっぷり。
ヘーゼルナッツの香りがとても強く芳ばしく、プラリネのチョコを食べているようにリッチなクリームです。
上にかかっているチョコはざりっとした砂糖の歯触りを感じます。
こく深くとても甘いチョコドーナツです。
ポールのベニエ2種、どちらも実に濃密でドーナツファンにはたまらない美味しさですよ。
暑い夏に、がつんとインパクトのあるドーナツでした。